プロフィール

自己紹介

複雑性PTSD相談室
加納 由絵かのう よしえ

特定非営利活動法人ゆもりな 代表理事

上智大学グリーフケア研究所認定 臨床傾聴士 加納由絵

1964年生まれ 東京都江東区出身

 

私の想い

私は子どもの頃から、どこか子どもらしくない子どもでした。
20代の頃に、アダルトチルドレンという単語に出会ってからが、私の模索の始まりでした。
「どうして、こんなにつらいのか、わからない!」
そんな思いの中で、ずっと居場所を探していました。

詳細のインタビュー記事は、こちら

 

動画YouTube

 

2011年から活動を開始

誰にも理解されない生きづらさ「複雑性PTSD」のお悩みを持つ方とそのご家族へのカウンセリングを過去の当事者(ピア)の立場でご提供しています。

 

2017年 日本初の複雑性PTSDピアサポートグループ「ゆもりな」設立

毎月1回、当事者の方々と「茶話会」を開催しています。お互いの想いを語り、気持ちを分かち合う場所で、安心してお話いただくことができます。そして、そこで知り合った仲間と、トラウマインフォームドケアの輪を広げるための活動を継続しています。

 

エビデンスベースの心理療法とグリーフケアの融合

お話をお聞かせいただくことを「傾聴」といいます。
「ただ、話を聞いてもらうだけでは、何の解決にもならない!」そうお感じになる方も多いと思います。過去の私も、まったく同じでした。ひとりで懸命に勉強をして、いろんな講座を受けて、たくさんの努力をしてきましたが、症状は回復せず、むしろ、どんどん悪化していっているような気持ちさえありました。

世の中の楽しそうな人たちが、何だか妬ましく、感情を出すことすら、億劫になっていて、社会的な引きこもり状態が何年も続きました。人生の中で、専業主婦という隠れ蓑を手に入れられた時期があり、この時は、どこにも出られず、買い物も通販ばかり。当時、流行していたmixiのコミュやネット上のバーチャルな知り合いだけが、私が語り合える数少ない人たちでした。孤独、いらだち、焦燥感、むなしさ、敗北感。子どもの頃の私の楽しみは、自分のお葬式を妄想することくらい。寂しくて、頭が変になりそうでした。

でも、どういうわけか本当に変になってくれなくて、それが余計に悲しかった。そんな経験を繰り返す中で、心理療法とグリーフケアに出会いました。グリーフケアというのは、ご遺族や被災者へのケアだとばかり思っていましたが、自分の大切な「人、こと、もの」への喪失感とそれに伴う悲嘆は、かけがえのない子ども時代を子どもらしく過ごせなかったことも同じなのだということに、初めて気付かされたのです。

私は、心の奥に突き刺さったままの「トラウマ」というトゲと、そのトゲを抱えたまま彷徨ってきた時間へのグリーフが、私の生きづらさの正体だったことを知りました。トラウマから起きる症状は、精神科への通院と心理療法、そしてたくさんのサポーターとの出会いで緩和することができました。そして、グリーフへのケアは、たくさんの人たちに支えられながら、今も続けています。

あのとき、あきらめなくて本当に良かったと、今は、そう思います。この経験から、私は、ちちんぷいぷいのおまじないではなく、科学的な根拠と実証に支えられた心理療法というハード面とグリーフケアというお気持ちへの寄り添いというソフト面の二つの側面から、利用者の方が、安心して笑顔になれる、その日まで、支援を提供させていただく活動をしています。

 

メディア掲載・取材協力

からだにいいこと(web)複雑性PTSD 2019年

●NHK Eテレ「虐待特集」2022年

NHK クローズアップ現代「教育虐待」2024年

 

資格・所属

・上智大学グリーフケア研究所認定 臨床傾聴士
・国立精神・神経医療研究センター令和元年/二年度PTSD対策専門研修修了
・トラウマフォーカスト認知行動療法(TF-CBT)Introductory training修了
・日本スピリチュアルケア学会認定 スピリチュアルケア師(2024年資格更新辞退)
・日本メディカルハーブ協会認定 メディアルハーブコーディネーター
・生活リズムアドバイザー、 健康リズムカウンセラー
・日本トラウマティック・ストレス学会会員
・日本スピリチュアルケア学会会員
・日本推進カウンセラー協会会員

その他、茶道・華道の師範とか、狩猟免許なども持っています。

 

研究

上智大学リポジトリ「研究ノート」2021年
・上智大学グリーフケア研究所実践研究発表会 実践研究発表(2019年、2020年)

ポッドキャスト

ときどきポッドキャストを更新して

複雑性PTSDにまつわるお話をさせていただいています。

(更新頻度は、ときどきです)

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